蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

身近な気象の科学

昨日は関東地方でも梅雨入りが発表されて、続く今日11日は暦の上でも雑節の一つである「入梅」に当たります。

そのせいか今日は何だか一日中ムシムシとした感じで、湿気を含んだ“梅雨の空気感”が早くもヤル気のあるところを見せている感じ。

ただし「その分」というのか「その反面」なのか、帰宅してから愉しむビールの“美味しさ指数”の方も、日を追うごとに確実に上がって来ている気はするのですが・・・。

で、そんな夜に無事読み終える事になった一冊は、近藤純正氏の1987年の著作『身近な気象の科学―熱エネルギーの流れ』(東京大学出版会)。

ずっと以前に読んだ同氏の『地表面に近い大気の科学―理解と応用』(東京大学出版会)などに比べるとグッと“親しみ易い”トピックがセレクトされていて、読み物として愉しむにもちょうど良い感じの入門書でした。

普段から殊更に「時節柄」を意識して読む本をチョイスするという事はしないのですけれども、季節の変わり目に「気象学」というのもひとつの本の選び方としてアリかもね・・・という気がしています。

身近な気象の科学―熱エネルギーの流れ

身近な気象の科学―熱エネルギーの流れ