蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

幾何学脳

昨日の夜はゴロゴロザアザアと散々騒がしくしていた梅雨空でしたが、今日は一転して時折明るい陽射しも漏れる“梅雨の中休み”的な一日となりました。

ハッキリと夏の空気を含んだ湿っぽい風を受けて、鼻の下辺りにジワジワと暑さが溜まるのを感じながら帰宅すると、集合ポストの中には書籍小包が一つ。

部屋に上がって炊飯器に御飯を仕掛けておいて、まずはよく冷えたビールで喉を潤しながら、届けられていた荷物の梱包をバリバリ。

今宵我が家にやって来たのは、先週末にネット古書店で見つけて注文しておいた、ロシアの数学者によって書かれた幾何学群論についての判り易い解説書の日本語版。

昨年読んだ“岩波講座応用数学”所収の江沢洋・島和久両氏による共著『群と表現』や、先頃読み終えた砂田利一氏の『幾何入門』にも参考文献として挙げられていた一冊です。

その砂田氏や深谷賢治氏らによる著作のお陰で、ちょうど今“幾何学脳”が活性化されている最中なので、これも一旦読み始めると止まらなくなりそうな気がしているところです。