蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

東京国際ブックフェア’09

今日は本の虫にとっては年に一度のお楽しみ、東京ビッグサイトで9日から開催中の「第16回 東京国際ブックフェア 2009」に行って来ました。

今年は出展が過去最大規模の30カ国800社にも及ぶという活況で、一般公開日初日となった今日も会場は大変な賑わいぶり。

今回は理工書の点数を控え目にして人文書を中心にと考えていたので、まず最初に訪れたみすず書房では松山巌氏の『猫風船』を手始めに。

東京大学出版会をチェックしてから少し足を進めると、ややや・・・例年即売には参加していなかった岩波書店が、今年は定価販売ながら「現代文庫」を中心に本を並べているではないですか!

それではと早速書架の奥の方までほじくり返して、これまで読みそびれていた野田正彰氏の『犯罪と精神医療』を。嬉しそうにレジに向かうと、オマケに『広辞苑 第六版』の予約特典『広辞苑一日一語』なる小冊子を付けて頂きました。

ラッキ~!と気を良くしながら「書物復権8社の会」「法政大学出版局」「未來社」「白水社」と順に回ってから少し離れた大学出版部協会へ。ここでは北海道大学出版会から『地球温暖化の科学』を。

引き続き平凡社弦書房のブースを覗いておいてから、国書刊行会では暫し立ち止まってスタニスワフ・レムの『完全な真空』を。

後は河出書房新社、筑摩書房、中央公論新社等の“充実の品揃え”を愉しんで、最後に洋書と輸入CDのバーゲンを眺めている内にアッという間の閉館時刻。

理工書を1冊だけに絞ったせいか出費の額も例年の半分程に抑える事が出来、“お財布にも優しい”感じで大いに愉しんだ一日だったのでした。