蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

「巨匠」との出逢い

期せずして5連休となった見事なまでの「シルバー・ウィーク」。気持ち良く晴れ上がった初日の今日は、例によって例の如く神保町の古書店街歩きでした。

午前中からお昼時に掛けての時間を家でユックリし過ぎたせいでやや早足での訪問とはなりましたが、数件目に訪ねた中古CD店で店頭均一棚の品揃えが久々に充実しており、アッという間に6枚のLPが手許に。

駆け足で諸店を巡る間にも、馴染みのお店では店員さんや親父さんから新しい情報を貰いながら、何だかんだでいつものルートをほぼ順番通りにクリア。

とあるお店で教えて貰った「岩波書店みすず書房の品揃えならココ!」というこの界隈では有名な古書店では、偶然にも“丸山眞男集”の第十三巻『「文明論之概略」を読む(一)』(岩波書店)の、とても状態の良いものを見つける事が出来ました。

本書については現在「岩波新書」でも安価に入手して読む事が可能なので、造りのシッカリした函入上製本の全集が端本で手に入るととても嬉しいのです。

6枚の名盤LPと“知の巨匠”の筆による500ページ近い大部を手にして、秋らしく暮れなずむ時間も早まって来た「古書の街」を後にしたのでした。