蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

雨夜の寄り道

帰宅する頃には西の空にまだ少しばかり明るいところが残っていたのに、程無く小雨がパラパラ落ちて来始めたと思ったら後は降ったり止んだりの空模様になりました。

雨の降り方自体は小降り~中降り程度で体感温度も肌寒く感じる程ではなかったのですが、それにしてもまぁ雨雲を運んでくる南風の強いこと強いこと。

何度も傘を飛ばされそうになりながらの帰宅途中、真っ直ぐ帰れば良いものを性懲りもなく大型の“チェーンストア系新古書店”に立ち寄ってみました。

悪天にもかかわらずそれなりに賑わっている店内は隈無く見るには広過ぎるので、充実している新書・文庫の品揃えだけをジックリと検分です。

刊行年がやや古いものはもちろんのこと、比較的新しい本でも汚れや傷みが目立つものはフツーに「105円棚」に入っていたりするので侮れません。

今日もホンの小1時間ばかり滞在している内に、その「105円棚」の中から面白そうな新書を3点見つける事が出来ました。

しかも1点は現在品切れ中でちょっと探していた20年程前の岩波新書、他の2点は共にほぼ10年前の中公新書平凡社新書という顔触れです。

店を出るとオモテはちょうど雨の止み間。まだ開いていた八百屋さんで美味しそうな林檎を少しばかり買い求めて、ようやく帰途に就いた雨夜だったのでした。