蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

台風前夜

明日は台風18号の影響が大きくなりそうな予想だったので、今日の内にあちこち出掛けて暮らし向きのものを買い求めておきました。

午後になってから近くのスーパーに出向いて食料品を少しばかり。フルーツが安くなっているので梨と葡萄と林檎をひとつ。野菜の方では茄子とレタスも少々・・・などなど。

日用品がひと通り揃ったところで隣町まで足を延ばして “チェーンストア系新古書店” をブラブラと。こちらの店舗を訪ねるのは凡そひと月ぶりなので、品揃えもそれなりに入れ替わっており棚模様が新鮮。

いつもの様に新書・文庫のコーナーを眺め、面白そうなものを1点選んだところでふとエンドに置いてあるカートに目を遣ると、品出し前の「105円均一本」が何冊か並んでいました。

どれどれと手に取ってみると、以前から少し気になっていた「アルゴリズムとデータ構造」を計算幾何学寄りの立場から解説したテキスト。コンディションもカバー上部に少しヨレがあるだけで上々です。

思わぬ出逢いにラッキ~♪と小脇に抱えそのままレジに直行、めでたく我が家へやって来る運びとなりました。

夕食後、その杉原厚吉氏2001年の著作『データ構造とアルゴリズム』(共立出版)を開いてパラパラ。アルゴリズムって何?というところから丹念にしかも明快に説いて行く手法は、同氏のテキストに共通して見られる特徴的なもの。

碩学手練(てだれ)の解説を味わいつつ更けて行った、連休中日(なかび)の「台風前夜」だったのでした。