弥生の晦日

夜、帰宅途中スーパーに立ち寄ると、いつになく売り場がガラガラになっていました。

どうしたのかと思い近くの店員さんを捕まえて尋ねてみたところ、明日からの消費税アップに備えてか今日はまとめ買いをするお客さんが多く在庫が底をついてしまったのだとか。

残念ながら必要なモノが揃わない状況だったので近くにある他のスーパーへ回ると、そちらでは特段の品薄感はなく普通に買い物をする事が出来ました。

東日本大震災の直後にもイヤという程思い知らされましたが、少しばかり危機感を煽られただけで「真剣に」買い溜めに走る人というのはいるものなのだなぁ、と改めて感じ入った次第。

買い溜めた食料品を食べ繋いでいる数日の内に再び消費税率が下がる訳でも無いでしょうに・・・などと揶揄していると叱られてしまうかも知れませんけれども。

さてさて早いもので、いつの間にか東京の桜も満開になって「弥生」も今日で晦日（つごもり）となりました。

3月は「去る」の言葉通りまさに飛ぶ様に走り去って行った感のある今月ですが、まぁそこはそれ。漫然と雑事に追われているといつだって時が経つのは早いもの。

ともあれ気分も改まる新年度の始まり、明日は「卯月の朔日（さくび）」です。今年も沢山の「こんにちは」が生まれる、落ち着かなくも楽しい季節の始まりですね。