蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

皐月の朔日

さて今日から5月、「皐月」です。

先月に引き続き Linux と睨めっこする機会が多くなりそうな気配ですが、何はともあれ折角のことなので、手引書を頼りにコマンドラインを学習し始めています。

テキストとして使用しているのは、1999年に刊行された『Linuxコマンドスーパーリファレンス』(ソフトバンク パブリッシング)という一冊。

A5判ソフトカバーの単色刷りで比較的地味目のレイアウトなのですが、記述に沿って実際に手を動かして行けば、自然と「コマンドラインの作法」みたいなものが身に付く様になっています。

こういった書籍で学習しつつ普段から出来るだけ CUI 環境に身を置く様にしていれば、時間は掛かっても少しずつ要諦が身に付いて行くのではないかと考えています。

それにしてもこの書籍、執筆者の面々のプロフィールを見て少しばかりビックリしてしまいました。

というのも、著者として名を連ねている伊藤真人氏と前田雄一郎氏が1999年、小巻賢二郎氏と田谷文彦氏は2000年に慶應義塾大学の大学院を卒業なさっています。

つまり当時現役の院生さんだった方達によって書かれた本だという事で、全員が理工学研究科で計算機科学専攻となっていますから、先輩2人に後輩2人が粛々と執筆作業を進めていったのかと思うと、単純に凄いなぁと。

で、その「粛々」の成果を利用して、そこからちょうど15年後になる今、慣れないコマンドラインを学習しているヒトがここに約1名・・・考えてみれば何だかちょっと不思議な気がして来ます。

ともあれ、今月はこのテキストを仕上げてしまうのが目標です。

Linuxコマンドスーパーリファレンス

Linuxコマンドスーパーリファレンス