蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

紙ジャケ仕様のリマスター盤

三連休最終日の今日は、隣町の中古盤屋さんまでお散歩がてらにテクテク。

昨日の夕方から夜にかけての激しい雷雨で空気が入れ替わったのか、比較的空気が乾いておりサラリとした感触。気持ちの良い風が吹いて歩くには最適です。

隣町の駅からほど近いお店に到着すると、店内はいつも通りの雑駁とした風情。大人一人がカニ歩きをしてようやく通れるほどの通路に佇んで、ジックリと品揃えに目を通します。

とにかく狭いスペースの中にコレでもか!という位に商品を詰め込み、積み上げ、重ね置いているので、仔細に検分していると結構な時間がかかるのです。

しばしの間CDの山と格闘し、今回持ち帰ることにしたのはキング・クリムゾン1969年のデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の紙ジャケットによる再発盤でした。

言わずと知れたプログレッシヴ・ロックの名盤ですが、我家にあるのはCD化されて間もない頃のプラスティック・ジャケットによる最初期盤。オリジナルのアナログ盤と似た質感のエンボス紙製のジャケットは結構な魅力です。

実際に持ち帰って再生してみるとジャケットのみならず、度重なるリマスターを経た音質の方もかなり改善されている様で、最初期盤に比べると随分アナログ盤の雰囲気に近い感じがします。

やはり「ロバート・フリップ自身によるリマスタリング」という謳い文句は決して伊達ではない・・・といったところなのかも知れません。

個人的にはマイケル・ジャイルズの繊細なドラミングが相当細かいニュアンスまでよく聞き取れる様になっていたのが最も嬉しかった。コレはしばらく愛聴する事になりそうな感じです。

クリムゾン・キングの宮殿

クリムゾン・キングの宮殿