蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

眼鏡の話 2

去る2月1日に注文しておいた初めての眼鏡を受け取りに、日本橋にあるお店まで足を運びました。

ドアをくぐって店内に一歩入れば、前回の注文時に2時間以上も掛けて丹念に対応して下さった店員さんがニッコリ笑って「お待ちしておりました」。

店内の奥まった場所にあるカウンターに店員さんと差し向かいに座って、まずは完成品の試着(試装?)からです。

一通り累進レンズの特性と使い方の説明を受けてから、座ったまま店内をグルグルと見回してみたり、立ち上がって正面・足元・右・左と視線を移してみたり、店内を歩き回ってショウケースの中に並んでいるフレームやプライスカードを眺めてみたり、再度カウンターに戻って新聞や辞書の活字を読ませて貰ったり・・・。

完成した眼鏡をかけた状態でモノがどう見えるかを脇に寄り添いながら噛んで含める様に教えて貰い、それが終わると次は入念な最終フィッティングです。1日にフレームを選んだ直後にもやって頂きましたが、今回は更に念入りに見えます。

すべての調整が終わると最後に取扱説明書を開いて、赤ペンで色々と書き込みをなさりながらメンテナンス方法やアフターフォローについての説明・・・そして支払いを済ませた後にはカウンターの中に陳列してあった数十万円の値札が付けられているフレームを取り出して「試しにかけてみませんか?」。

・・・いや、参りました。初めての客に対してやたらに安価な商品もいたずらに高額な商品も薦めること無く、適正なプライス・ゾーンの中で可能な限り良いものを提案し、最後の最後にホンのチラリとよりグレードの高い商品への「意識付け」だけをしておくスマートさ。

帰り際、至って自然に「とても満足度の高い買い物が出来ました。貴店にお任せして良かったです」の一言が出て来たことは言うまでもありません。

さて、これからは私自身がこの最初の眼鏡に慣れて行く番なのですけれども、かけ始めてから暫くの間に起こり易い「症例」についてもキチンと説明をして頂いたのでさして心配はしていませんよ・・・というのがどうやら今日のオチになりそうです。

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