蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

C言語の演習書

久しぶりにプログラムの勉強を再開したいなと思っていたら、近所の古書店で偶然C言語の演習書を見付けました。

以前1年間ほど掛けて集中的にこの言語を学習した時期があったのですが、一般知識としてのプログラミングの基礎に少しばかり慣れたところで中断していたのでした。

というのも、やはり入門書を読んで例示されている小さなサンプルコードを打ち込んで実行してみるだけでは、悲しいかな数冊もやれば飽きてしまうのですね。

まぁテキストに載っているサンプルコードをその通りになぞって動かしてみるという行為自体、言ってみれば小学校低学年でやる「書き取り」のお稽古みたいなもの。

沢山のコードを実際に叩いてみることで構文に慣れる事は出来ても、それだけではなかなか応用が利かないのは「書写」と「作文」の違いを考えてみれば自ずと明らかです。

入門用テキスト等に時々掲載されている「章末問題」みたいなものは、各章で学んだ内容を確認する程度のものがほとんどだし、それより何よりとにかく問題数自体が少なくてあまり練習らしい練習にはなりません。

千本ノック風にある程度まとまった量の問題に当たって実際に「使える」ようにするための好適な演習書があればなぁ・・・と常々思っていたところへ、何とも具合の良さそうな一冊が現れたのでした。

柴田望洋氏が監修にあたった2004年の著作『解きながら学ぶC言語』(ソフトバンク・クリエイティブ)です。収録されているのは193問のプログラム作成例題と806問の短答式錬成問題。

全ての問題・解答例・解説が1ページ若しくは見開き2ページに収められているレイアウトもなかなか見易くて良好です。これからしばらくの間は、本書の力を借りながら「C言語エクササイズ」を愉しんでみる事にしましょう。

解きながら学ぶC言語

解きながら学ぶC言語