「春分の日」の出逢い
「春分の日」の今日はいつもの様に神保町の古書店街をブラブラと。
ようやくロング・コートから解放されてジーンズに厚めのジャケット、念の為にマフラーだけひと巻きして・・・という軽装なので、俄然足取りも軽くなります。
こういう良い日和だと店内に入って棚を眺めているよりも、店頭の均一台を眺め歩くだけの方が圧倒的に気持ちイイのですよね。
馴染みの理工書専門店の店頭では Emacs の入門テキストを見付けたので買い求めておく事に。2004年とやや古めの刊行ですが記述の主要な部分については概ね問題なさそうです。
オライリーの分厚い定番テキストを読む前に、Emacs の概要的な部分だけをザッと把握しておくのに適当な手引書は無いかなぁ・・・と考えていたところだったので丁度良いタイミングでした。
その数軒あとに訪ねたお店では、刊行当時新聞広告や書評欄で何度か目にして気になっていたのにいつしか読みそびれていた「句読点・記号・符号」の解説書を発見。すっかり忘れていた一冊に偶然出逢ってラッキーです。
閉店時刻の15分前に覗いたお店の均一台では岩波文庫を取り集めて小さなフェアを開いていたので、大好きな木村榮一氏による翻訳ものを一点。
帰途に就いた電車の中で早速読み耽っていたのは、もちろん最後に入手した岩波文庫でした。翻訳文の美しさとストーリーの面白さにグイグイ引き込まれて、最寄り駅に到着するまでの数十分がまさにアッという間です。
・・・という訳で、ボルヘスは一旦中断してしばらくはこのコルタサルの短篇集を愉しむ事に致しましょう。
悪魔の涎・追い求める男 他八篇―コルタサル短篇集 (岩波文庫)
- 作者: コルタサル,木村栄一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/07/16
- メディア: 文庫
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