桜と越天楽
帰宅途中に路傍の桜を眺めながら歩いていると、頭の中にボンヤリと浮かんで来たのは有名な「越天楽」のフレーズ。
出典が同じなのでいつの間にか脳内再生は今様の「黒田節」に変わってしまい、帰宅するまでずっと「♪酒は呑め呑め」が頭の中でグルグル。
こういう時はどこかから音楽ソースを引っ張ってきて、とにかく気が済むまで聴いてしまわないとどうにも気分が落ち着きませんよね。
で、帰宅してから早速 YouTube で検索してみると・・・ちゃんとありました。
ここでは曲名が「越殿楽」になっています。学校の音楽の授業では「越天楽」と習いましたけれども、これはどうやら「殿」と「天」二通りの表記があるみたい。
ところで我が家の CD 棚には雅楽の東儀秀樹氏1996年のデビュー盤が仕舞ってあり、5曲目には越天楽を現代流にアレンジした「越天楽幻想曲」というナンバーが収められています。
ここに収録されている全8曲は何れもクォリティの高い作品ばかりですが、特にその「越天楽幻想曲」とアルバム最後の2曲である「夕なぎ」「聖家族」辺りはお薦めしておきたいところでしょうか。
私にとっては、桜の季節にワンポイントで聴きたくなる「春限定」のアルバム・・・とも言えそうです。