蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

大阪から理工書

雨が降ったり止んだりする中を帰宅してドアポストを覗いてみれば、中には夕刊と一緒に書籍小包がひとつ。

どうやら先週末にネットで古書店に注文しておいた書籍が届けられた模様です。エアキャップ封筒を開封すると、現れたのは白地に黄色を基調としたお馴染みの包装紙。

これまでにも何度か利用した事のある大阪府吹田市の老舗古書店なのですが、とにかく梱包が丹念でいつも感心してしまいます。

丁寧にセロテープをはがして包みを解けば、まず目に入るのは本の上にきっちりと置かれたお店のリーフレットとオリジナルの栞。

この、店名に由来する “天翔ける牛” の描かれた栞が控えめながらいかにも「心づくし」といった風情で、これを見るたびに何とも言えず嬉しい心持ちになるのですね。

続いて書籍本体を検めてみると、こちらも良好なコンディション。久しぶりに我が家へやって来た理工書『アインシュタイン選集1《特殊相対性理論量子論ブラウン運動》』(共立出版)です。

早速紐解いて、巻頭の湯川秀樹氏による「監修者のことば」と井上健氏が筆を執られているブラウン運動の解説を拾い読み・・・うん、やっぱり面白いですねぇ。

ここのところ理工系の専門書からはやや距離をおいていたので、何だか数式を目にするだけでワクワクします。

さすがに以前の様に『物理学辞典』(培風館)や『理化学辞典』(岩波書店)と首っ引きで手を動かしながら・・・という訳には行きませんけれども、しばらくは本書とつかず離れずでアインシュタインの偉業を愉しみたいなと思っているところです。

アインシュタイン選集 1 ―特殊相対性理論・量子論・ブラウン運動―

アインシュタイン選集 1 ―特殊相対性理論・量子論・ブラウン運動―