蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

新刊書店で

きのうは久しぶりに神保町の新刊書店へと足を延ばしていました。

広大なフロアに出来たてのパリッとした新刊がうず高く積まれている様子は、普段古書店の小ぢんまりとした書架を見慣れている身にはなかなか壮観です。

1階で最近のベストセラーの顔ぶれをチェックし終わったら、2階に上がって文庫・新書の品揃えを眺めます。

ひと通り棚を検分し終え、じゃあ次は4階にある常設の古書館でも覗いてみましょうかね・・・とエスカレーターの方に向かうと、壁沿いの一角では折しもアウトレット・セールを開催中。

これはこれはと書架の前に陣取って、セレクトされている「自由価格本」の背表紙を端から順に読んで行きます。

ネット上で運営されているバーゲンブック・フェアだと大抵正価の半額だったりするのですが、こちらのセールではおおよそ “半額よりちょい下” 辺りを狙った価格設定になっている感じ。

小一時間ばかり掛けてあれこれと棚から抜き差ししてみたり、気になった本はしばらく立ち読みをしてみたりして、今回は3点の書籍を選んでみました。

少し昔の朝日選書が1冊と出久根達郎氏のエッセイ集が2冊。何れもちょっと息抜き代わりに開いてみたくなりそうな、でも一旦読み始めたら暫くはページを繰る手が止まらなくなりそうな、そんな本ばかりです。

新刊書店で偶然見つけた催事コーナーで、思いがけず面白そうな本に出逢う事が出来ました。本好きが思わず「ツイてるなぁ」とひとりごちるのはこんな時なのですね。