インドアさたでい

あいにくの空模様だった土曜日。この寒空の下、雨天を衝いてオモテを歩く気にはならないので今日は一日「インドアの人」でした。

熱々のコーヒーを淹れては読みかけの本に目を通したり CD に耳を傾けてみたり。はたまたデスクで PC に向かってみたりネットでラジオを聴いてみたり。

こんな日は本と音楽とコーヒーのためにあるのだ・・・と割り切ってしまえば、これほど楽しい休日の過ごし方もありません。

活字を読むのもディスプレイを眺めるのも飽きてしまったら、ちょこちょこと部屋の掃除をしたり興が乗れば洗濯機も回してみたり。

何だかんだと家事をしたり愉しんだりしている内に１通のメールが届きました。大型のネット書店でずいぶん前に発注していた CD が最寄りのコンビニに到着したというお知らせです。

オモテを見るともうすっかり暗くなっていたのですが、どうやら雨は上がっている模様。それなら、と食料の買い出しのついでに受け取って来る事にしました。

スーパーから駅前のコンビニまで足を延ばしてちょうど「お散歩がてら」といった按配。運動になる程ではありませんが、雨上がりの街を歩くと冷たいながらも爽快感があります。

帰宅して届いた荷物を開封してみれば、現れたのはタワー・オブ・パワーの２枚組ライヴ・アルバム『ヒッパー・ザン・ヒップ』です。１９７４年という彼らにとっての「全盛期」に記録されていた放送用音源。

すぐにヘッドフォンで聴いちゃおうかな・・・と思ったのは一瞬のこと。明日は日曜なのですから、お昼間にオーディオ・スピーカーのシッカリしたサウンドで聴いた方が良いに決まってますものね。

・・・という訳で、愉しみを翌日に残しつつ更けて行った師走の夜だったのでした。

蒼風閑語