明日は大晦日
午前中は雲が多めでしたが午後からはキレイに晴れ上がって、比較的暖かい年の瀬の一日となりました。
そこで今日は最寄の私鉄駅から4つほど向こうの街にある、2軒の古書店を訪ねてみる事にしたのです。
小さな駅舎を出てだらだら坂を上りきった所にあるお店は残念ながら既にお休みに入っていたのですが、そこから角を一つ曲がった所のもう一軒のお店は幸いにもまだ営業中。
状態の良い理工書と新書の品揃えで充実した棚模様をジックリと検分。たくさんの蔵書が背を揃えてきっちりと並べられているのも、奥の番台で店主が睨みを効かせているのもいつも通りの佇まいです。
そんな中、一見して「あ、面白そう」とアンテナに引っ掛かって来たのは、戸田盛和氏の『コマの科学』(岩波新書)、鈴木眞彦・釜江常好両氏の共著『素粒子の世界』(岩波新書)、孫野長治氏の『雲と雷の科学』(NHKブックス)という3冊。
昨今の新書ブームが起こる遥か以前に刊行され、カタログからはとっくにその名を消してしまっている良書に、ここで再び出逢う事が出来たのでした。
・・・さてさて、今年もいろんな事がありましたが、結局シアワセな古書店巡りで2009年を締め括る事になりました。
どうか皆様も良い新年をお迎え下さいませ。