蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

如月の晦日

“水色の空”というのもちょっと可笑しな言い方ですが、そんな表現がピッタリくる色合いの美しい空と、春の嵐と言いたくなる様な強風に翻弄された一日でした。

そうそう、例の「岩波講座現代物理学の基礎」は『古典物理学Ⅰ』を先程読み終わりました。第5章「電磁場と電子」はページ数も多くかなりの読み応えでしたが、章末に“電気的および磁気的な諸量の次元と単位”と題された一節があり、単位系の歴史について短いながらもしっかりと纏められていたのが特徴的でした。

先月古書店の店頭で『素粒子論』と出会ってからというものずっとこのシリーズを読み進めていますが、どうやら新しい月の開始と共に『古典物理学Ⅱ』に取り掛かれそうなカンジ。この後は第3部「相対性理論」、第4部「巨視的状態の概念」、第5部「古典力学の確率論的取扱い」、第6部「古典物理学的世界像」と続く“物理学の旅”です。

近頃は些かこの話題に偏りがちかな・・・と思わないでも無いのですが、取り敢えず足下から頭上までどっぷりと物理の世界に浸かったままの“如月の晦日”でした。

古典物理学 I (新装版 現代物理学の基礎 第1巻)

古典物理学 I (新装版 現代物理学の基礎 第1巻)

 
古典物理学 II (新装版 現代物理学の基礎 第2巻)

古典物理学 II (新装版 現代物理学の基礎 第2巻)