蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

冬のヴァンガード

終日どんよりとした雲に覆われて「随分肌寒くなったなぁ」と二の腕を擦っていたと思ったら、今日の東京の最高気温は17.9℃までしか上がらなかったそうで、これは平年だと11月上旬並みの気温になるのだとか。道理で寒いハズ。

ニュース番組の気象情報によると、日本の北側にある高気圧から冷たい北東風が吹き込んでいるのが気温が上がらない原因との事で、現在の天気図に見られる様な特徴的な気圧配置を指して「北高型」と呼んだりするのだそうです。

【ほっこうがた】 北高型

ある地域の北方に高気圧があって、その地域の天候が高気圧の南縁にほぼ東西にのびる停滞前線の影響で低温と曇雨天の持続する天気図型をいう。一般には本州南岸についていうことが多く、この場合には高気圧の中心が東北地方北部または北海道にあり、高気圧に覆われる地域は晴天で、本州南岸は悪天が長続きする。北東気流型は北高型の一種といえる。

東京堂出版『最新気象の事典』より抜粋)

なるほど。ちなみに平凡社版『気象の事典』の【北東気流型】の項には「北東気流による悪天を予想する事はむずかしく、天気予報が大きくはずれるときはこの型の場合が多い」とも。

私達のアタマを服装選びで悩ませている北東風が、実は気象予報士さん泣かせのメソスケール現象でもあった・・・というのがオチでしょうか。