蒼風閑語

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盆の迎え火

例年御紹介している通り今日13日は「盆の迎え火」でしたが、昨日12日のカレンダーの行事欄には「草市」とありました。

毎日目を遣るところに見慣れないコトバが載っているのに気が付くと、「これ何これ何」と調べてみたくなるのが人情というもの。

どれどれと何冊かの辞書を当たってみたところ、語釈が詳しくて面白かったのはヤッパリ古語辞典でした。

【くさ‐いち】 草市

お盆の魂祭りの精霊棚に飾る品々を売る市。陰暦七月十二日夜から翌朝にかけて、蓮の葉や真菰(まこも)・鬼灯(ほおずき)・土器(かわらけ)・麻殻(おがら)・灯篭・瓜・茄子・わら細工で作った牛馬など、盆の支度の品などを売った。盆市。手向けの市。地方によっては花市とも。(秋の季語)

小学館『古語大辞典』より抜粋)

「まこも」「ほおずき」「かわらけ」「おがら」「とうろう」・・・。

漢字で正確に書いてみろと言われても、すぐには字面(づら)すら浮かんで来ない様なものばかりですねぇ。