弥生の朔日

昨日はとてもキレイな月夜でしたが、カレンダーに記載されている月齢に注目すると、どうやら今月は「満月の夜」が２回巡って来る月の様です。

１回目は今夜１日に昇るハズだった「十六夜（いざよい）の月」なのですが、今宵の東京地方は残念ながら小雨の篠つくシットリめの空模様。

２回目は春彼岸も過ぎた月末近く、３０日の夜に見られるかも知れない「十五夜の月」。こちらはもし晴れれば牡丹餅の似合う風情になりそうな感じかも。

そういえばこの一月に２回見られる内、アトの方の満月を指して「ブルー・ムーン」と呼んで、それが英語の "once in a blue moon"（滅多にない）という言い回しの元になったのだ・・・といった話を聞いた事があります。

そこから派生したものなのでしょうか、この「ブルー・ムーン」と称する２度目の満月を目にすると“縁起が良い”などとする乙女チックな説まであるのだとか。

そう言われると何となく後付けっぽくて「ホントかな？」という気になって来ますが、まぁそこはそれ。何れにせよ“太陽暦を採用したが故に生じるレア・ケース”である事は間違い無さそうです。