蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

クラシック10選

今日は日中がいくらか暖かくて心なしかホッとした気分。道行く人の足取りも心持ち軽快に見えたので、帰宅途中に少し寄り道をしたくなりました。

既に7時を過ぎており古書店街のお店は閉まっているので、久しぶりにクラシック専門の中古盤店へと足を運んでみる事に。

お店に足を踏み入れてみると、入り口正面に設置されている平台の周りには黒山の人だかり。あ、これはもしかして・・・と告知POPに目を遣れば案の定、不定期ながらも恒例となっている「100円均一タイム・セール」の真っ最中です。

それでは、と奥のLPコーナーに足を進め膨大なバーゲン品の数々をチェック。久しぶりなのであれもこれもと目移りしながら、キッカリ10枚のアルバムをセレクトしてみました。

クナッパーツブッシュブルックナー5番・7番、ヒンデミットの室内音楽集、フェヴリエによるサティのピアノ曲集、ラローチャが弾くアルベニスグラナドス、ランドフスカによるラモーとクープラン、そしてちょっと変わったところでシャンソン歌手ダミアのベスト盤。

特に最後に挙げた "The best of Damia" はオデオン・レコードの原盤を東芝が国内プレスしていた、いわゆる「赤盤」と呼ばれているもの。赤盤だから特別どうこうと言うものでもないのですが、見つけると「当たりくじを引いた」様な気がしてちょっとだけ嬉しい感じです。

腕にズッシリとLP10枚分の重みを感じながら、冷たい風が吹き始めた夜のビル街を後にしたのでした。