寄り道コンサート

大型連休もそろそろ後半戦に入った「憲法記念日」の今日は終日どんよりとした曇り空、夕方からは少しばかりまとまった量の降水も見られるという生憎の空模様でした。

こんな日は自宅にいてユックリ骨休めをするのが一番と、午前中から本を読んだり音楽に耳を傾けたりしていたのですが、夕方には傘を用意して都心の新刊書店までお出掛け。

最近滅多に行かなくなった東京駅八重洲口にある大型書店で、久方ぶりにジックリと腰を据えて豊富な品揃えを検分してみました。

刊行されたばかりの真新しい新刊の数々をチェックしたり、売り場の一角にかなりの尺を取って展開していた「防災・原発関連書籍」のコーナーなどを眺める内に数時間。

今原著を半分ほど読み進めているＳＦ作品の邦訳版を文庫で１冊買い求めておいて、帰りは雨の中を少し歩いてラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン開催中の東京国際フォーラムまで足を延ばしました。

既に夕方６時近かった上に雨足も強まっていたせいもあってか、人影もまばらな会場を所在無くブラブラ。ふと見れば地階の展示ホールでは、折しもモーション・トリオがフリー・コンサートの真っ最中。

およそ１５分ばかりの短い時間でしたが、彼らの紡ぎ出すシャープな室内楽演奏をしばしの間味わい愉しむ事が出来ました。

モチロンちゃんと前売りチケットを購入してホール・コンサートを堪能するのも良いのですが、こんな風にフラリと立ち寄っても気軽に生演奏に触れられるのが、この催しのもう一つの醍醐味でもあるのです。