蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

南米の竪琴

今日はカラリとした気持の良い空気の下、いつもの様に元気よく神保町の古書店街を歩いていました。

最初に目に付いて足が止まったのは、馴染みの中古盤屋さんの店頭での「100均セール」。毎回比較的小ぢんまりとした規模ながら、じっくりチェックすると結構良いモノが見つかるので見逃せません。

しばらく段ボール箱の中をガチャガチャと引っ掻き回して今日選んだのは7枚のCD。中にはパラグァイアン・ハープなどという珍しい楽器の録音まで入っていました。

・・・で、実は帰宅してから最初に再生してみたのがこのCD。

アルバム・タイトルは "Paraguayan Harp by Hugo Pamcos" 、つまり「ウゴ・パンコスさんによるパラグァイアン・ハープ演奏」という味も素っ気も無いものですが、最初の1音で部屋の空気が南米に変わりました。

あまりにかっこいいサウンドなので検索してみたところ、この楽器を紹介しているサイトが結構あったので2度ビックリ。実際にハープをプレイされる方や南米音楽ファンの方々にとってはかなり“お馴染み”の楽器みたいです。

それにしても楽器の音色自体は素朴なのにその奏法たるやかなりアグレッシヴで、ヨーロッパ古典音楽に使われるあの優雅なハープの響きとはまるっきり趣が異なっています。

もしこの楽器に興味を持たれた方がいらっしゃったら、写真入りの楽器の説明はこちら、演奏の動画を観るならこちらが参考になりそう。

・・・まるで思いもしなかった珍しい楽器・音楽との出逢いです。