神田古本まつり＆モア

目下神保町では「第５４回神田古本まつり」を開催中です。

今年は開催期間が１０月２６日から１１月４日までと１０日間の長丁場。残念ながら初日と昨日は雨で中止となりましたが、やはり期間が長いといろいろ不測の事態はあるものです。

私は実質初日となった２７日に比較的ユックリと見て回ったのですが、今日も帰宅途中に足を延ばして閉店前の１時間ばかりを駆け足で愉しんで来ました。

初日にはタップリと時間があったので気になった本は手にとって中身を眺めながらの検分でしたが、今日はもっぱら背表紙を読むばかり。それでも充分に愉しいのですから困ったものです。

そんな中、今日は馴染みのお店の一軒で品切れ中の新書を見付けて持ち帰る事にしました。中山茂氏１９７２年の著作『日本の天文学』（岩波新書）です。

ここまでで今日は時間切れとなってしまったので、その脚でクラシック専門の中古盤屋さんを覗いてしばしの時間をＣＤやＬＰと共に。

沢山入荷していたチェリビダッケのＣＤの中から、ミュンヘン・フィルとの演奏でブルックナーの『交響曲第７番』とムソルグスキー『展覧会の絵』のカップリング (Audior) をチョイスしてみました。８９年のライヴ録音ですがブルックナーよりもむしろムソルグスキーの名演ぶりで知られるディスクです。

小さな本と２枚組のＣＤで程よい重さになったカバンを抱えて、機嫌よく帰途に就いた神無月の夜だったのでした。

・・・さて、明日でその神無月も晦日（つごもり）です。早いですねぇ。