まいにちスペイン語

今年の４月からNHKラジオテキストの『まいにちスペイン語』を読み続けているのですけれども、先月の１０月号から講座も後期に入ってグッと難しく面白くなって来ています。

実はこれまでNHKの語学講座を１年間ちゃんと履修した事はなかったので最初は「どうかな〜」という思いも無くはなかったのですが、始めてみればさすがに長年の実績に基づいたカリキュラムは合理的で過不足がありません。

基本的に全くのスペイン語初心者もしくはそれに近い状態のビギナーからを対象としているので、テキストの前半を占めている「入門編」などは多少心得のある学習者にとっても基本の復習・再確認に大いに役立ちそうです。

その反面テキスト後半にある「応用編」になると構文の難易度もグッと高めで、扱われている内容も実際的というかビジネスライクというか「こなれた」ものが増えて来て、コレが本当に面白いのですね。

先月からこの「応用編」で始まった “日本のことをお話ししましょう” は殊に秀逸で、スペイン語圏の人に日本の文化や自然や風俗について説明するというシチュエーションがとても新鮮かつタイムリーです。

そして何と言っても、インターネット上のオンデマンド・サービスでラジオ音声がいつでも聴けるのが大きい。放送を聴き逃すリスクやわざわざ録音をしておく手間が全く不要になりましたから。

月々わずか４３２円のテキスト代金だけでここまで懇切丁寧なレッスンが受講出来るとは・・・スペイン語学習に費やす投資としてはかなり効率的なものと言えるんじゃないかなぁ、という気がしているところです。

蒼風閑語