蒼風閑語

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カミツレ華密恋

今日の夕刊の「旅情報」の欄に、“カミツレ花まつり”とあるのが目に留まりました。長野県池田町にカミツレ研究所というところがあって、そこで栽培しているキク科のハーブ、ジャーマンカモミールを一般に公開しつつ様々なイベントを催すお祭りの様です。

カモミールというのはハーブの一種としてよく聞き馴染んだ名称ですが、カミツレという呼び名はちょっと耳新しく新鮮な感じを受けました。どれどれ、いつもの様に少し調べてみる事にしましょう。

カミツレ

「カミルレ」のなまり。カミルレに「加密列」などの字をあてて「カミッレ」と読むべきものを「カミツレ」と読み誤ってできた語。

【カミルレ】

きく科の越年草。原産地は北ヨーロッパ西アジア。高さ30~50センチ。夏、周囲が白く中央が黄色の花を開く。乾燥させた花は発汗剤に用いる。薬用・観賞用として栽培する。カミツレ。⇒(蘭)kamille

学習研究社『国語大辞典 第二版』より抜粋)

なるほど~。オランダ語のカミルレをカミッレと表記したものがいつしかカミツレへと変化した、という訳です。

尚、同敷地内の宿泊施設では、カミツレの抽出液を使用した香り風呂を無料開放中とありました。その名も「華密恋の湯」!・・・いろんなアテ字をするものです。