蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

霜月のはじめに

早いもので昨日は霜月の朔日でした。11月の帳(とばり)をくぐって秋は急速にその色合いを深め、また一方では冬が近付く足音も次第に大きく聞こえて来る様です。

そういえば明日3日は「文化の日」ですが、これはかつて祝日とされていた「四方拝」(1月1日)、「紀元節」(2月11日)、「天長節」(4月29日)、「明治節」(11月3日)の所謂「四大節」から「明治節」の呼称が改められたものなのだそうです。

またニュース等で聞き覚えのある行事としては“文化勲章の授与式”もこの日に執り行われる事になっており、更に気象の分野ではこの日が“晴れの特異日”のひとつとも言われているのだとか。

では「文化」のコトバとしての定義を、例の辞書の“熱い語釈”で味わっておく事にしましょう。

【ぶんか】 文化

その人間集団の構成員に共通の価値観を反映した、物心両面にわたる活動の様式(の総体)。また、それによって創り出されたもの。〔ただし、生物的本能に基づくものは除外する。狭義では、生産活動と必ずしも直結しない形で真善美を追及したり獲得した知恵・知識を伝達したり人の心に感動を与えたりする高度の精神活動、すなわち学問・芸術・宗教・教育・出版などの領域について言う。この場合は政治・経済・軍事・技術などの領域と対比され、そのことを強調するために「精神文化」と言うことが有る。 (後略)〕

三省堂新明解国語辞典 第五版』より抜粋)

・・・実はまだまだ続きがあるのですが、長くなり過ぎるのでこの位で止しておきますね。