卯月の晦日

今日の東京地方は日中の最高気温が２５．８℃まで上昇して、今シーズン最初の「夏日」となりました。

夜のニュース番組の気象情報によると、他にも全国で７５ヶ所の観測地点で同様に夏日となる気温が記録されたとの事。そういえば朝の天気予報では、沖縄以外どこもお日様マークで上から下まで真っ赤っかの状態でした。

今日本列島全体をすっぽりと覆っている高気圧は、東西に長い高圧帯の中にあって動きも比較的ゆっくりなので、何だかしばらくは良い天気が続きそうな感じ。週間天気予報を見ても全体に“赤みの目立つ色調”です。

などと全国的な好天を喜んでいる内に、何となく気忙しかった４月も今日でおしまい。別に改めて言わなくたって当たり前の事ですけれども、今年も早（はや）３分の１が過ぎてしまったのですねぇ・・・。

夜の帳（とばり）が下りた後も開けたままの窓から入るひんやり乾いた空気を愉しみながら、半年程も掛けてちまちまと読み進めた、児玉之宏氏と氷見啓応氏の共著『位相空間論』（岩波書店）の最後の数ページを読み終えた卯月の晦日でした。