蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

湿潤膨張/乾燥収縮

重陽節句」の今日は朝から透明感一杯の青空が広がって、まさに絵に描いた様に爽やかな秋晴れの一日となりました。

そういえば昨日の夜「今夜は何だか過ごし易いな」と思って部屋の温湿度計を見ると、気温は30℃をやや下回る程度だったのですが湿度の方が一気に20%台まで下がっていたのにはビックリ。夕方には50%位あったのに・・・。

で、今日帰宅して窓から入り込む乾いた風の清涼感を愉しんでいると、部屋の中に積んである本の山の一画が突然崩落して数冊が床に落下してしまうという事故が発生しました。季節の変わり目にはよくある事態なので、急激に空気が乾燥した事によって本の厚みが微妙に変化した結果なのではないかと考えています。

というのも空気が湿潤な時、紙で出来ている本は湿気を吸収して結構膨らんでいるものですが、梅雨~夏の間その“膨らんだ状態”で上手く積み重なっていたものが突然乾燥した空気に出合って元の状態に戻ると、微妙にバランスを失って傾きかけた山の頂(いただき)付近にある比較的“軽めの本”などが耐え切れずに落下してしまう、という訳です。

しかも今回上から5~6冊目にあった本はツルツルとよく滑るグラシン紙(本を皮脂や埃などから保護する目的で付けられた薄い半透明のカバー)に包まれていましたから、落下事故発生の直接の原因は恐らくこの1冊に起因するのでしょう。

・・・とか、こんな事を得意気に説明しているヒマがあったら少しは本の整理でもした方が良さそうです。そうします。(笑)