蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

彼岸明けとともに

ゴウゴウと北風が吹いたと思ったら湿度が目に見える位の勢いで下がって、ムシムシした残暑から一息に秋の空気へと入れ替わってしまったのが「彼岸の明け」だった昨日の夜の事。

明けて今日、目が覚めると部屋の温度計は25℃近辺を指しており湿度の方は30%台前半という、いかにも秋らしく爽快でスッキリとした空気に包まれていました。カーテンを引いて窓を開け放つと部屋の中に吹き込んで来る風の気持ちいいこと。

トーストと林檎とヨーグルトで簡単に朝食を摂っておいてから、淹れたて熱々のコーヒーを啜り啜り新聞に目を通していると、部屋のチャイムが鳴りました。郵便屋さんが小包を届けて下さったのです。

送り主を確認すると過日注文を出しておいたネット古書店からのもの。“こんな気持ちの良い土曜日のしかも午前中に本が届く”というシチュエーションに「ささやかなシアワセ」を感じながら中身を検めてみると、商品のコンディションも予想以上に良好の様です。

先だって『量子色力学とは何か』(丸善)をとても面白く読了してからというもの、ずっと読んでみたいと思いつつ入手出来ないでいた原康夫氏の『量子の不思議―不確定性原理の世界』(中公新書)を手に取って「どれどれちょっとだけ」と目を通し始めると・・・

読みかけの朝刊はここで一旦閉じられてしまう事になりました。