蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

鴨四羽(21.2.22)

今日は午前中をいつもの様に新聞とラジオと淹れたて熱々のコーヒーと共に過ごしておいて、ちょっと雲が多くなって空気も柔らかくなって来た午後からは多摩川へ散歩に出掛けました。

先週と同様にときおり強めの北風が吹き付けるのですが、既にあの“体温を根こそぎ奪い取って行く”様なピリピリした冷たさはありません。セーターにジャケットを羽織っただけのスタイルでも、歩いている内に充分体が温まって来ます。

土手の上から河川敷に降りて川縁に沿って川面を眺めながら歩いていると、まるで春の気配を感じたかの様に沢山の鴨が群れになってユラユラ波に揺られています。何だか今日の日付と同じく、数字の「2」が並んでいるみたい。

何となく気分も足取りも軽やかになったところで近所の小さな図書館へ足を伸ばし、新しく入荷したらしい数学史の分冊から19世紀の項を拾い読み。ニュートンライプニッツによる微積分成立のプロセスは、改めて読んでみてもやはり相当に面白いのです。

もし機会があれば少し時間を取って集中的に、数学史や科学史についてシッカリとした記述の為された書籍にも目を通しておきたいものだなぁ・・・などと考えながら、結局閉館時刻までを過ごす事になった図書館を後にしたのでした。