蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

卯月の良き日

昨日5日は二十四節気のひとつ「清明」でしたが、お天気の方は終日雨が降ったり止んだりと、浮付いてしまった春の空気を少しばかり沈静化させる様な空模様でした。

明けて今日6日は霞(かすみ)がかった感じの白っぽい空でしたが、明るくて暖かくて何とも春らしい空気感で一杯の一日となりました。

街行く人の服装も今日は軽快な春の装いが中心。気の早い“ワイシャツ1枚袖捲りスタイル”の方や中には元気良過ぎる“Tシャツ姿”の男性も。

また集団で群れ歩いている新入社員と思(おぼ)しき人達や、丸っきりファッション雑誌から抜け出した様な格好で「上京したてなんだな~」とすぐ判ってしまう若者も、この時期ならではの雰囲気を醸(かも)しておりこれも実に春らしい風景です。

様々な草木も今を盛りと芽吹きあるいは花開き、陽射しは柔らかく降り注ぎ風は優しく吹き渡り流れる水も温(ぬる)むこの季節、やはり一年の内で最も良い時期のひとつである事に異論を唱える理由はあまり見当たらない様な気がします。

ただ歩いているだけで気分が高揚する時というのは、考えてみれば実際そう多くはありませんものね。