蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

スティングレイ

立秋」を過ぎて暦の上ではもう秋・・・などと言った途端に空気まで心持ち乾燥してしまった様で、この土日はカラリとした気持ちの良い晴天に恵まれました。

実は昨日、神保町の中古盤店で Joe Cocker"Stingray" を入手するという“思わぬ幸運”に恵まれたので、今日は午前中からこのLPに何度も耳を傾けては「カッコいいなぁ」と溜息ばかり。

本作は1976年に発表された作品なのですが、バックを固めているのがギターに Cornell DupreeEric Gale 、キーボードが Richard Tee 、ベースに Gordon Edwards 、そしてドラムが Steve Gadd という、後に Stuff として一世を風靡する事になる面々なのです。

一聴してすぐに判るのは、この時点で既に Stuff としてのバンド・サウンドがほぼ確立されている事。もちろん Joe のヴォーカルも圧倒的なのですが、彼らの演奏は明らかに彼と互角か時にはそれ以上の存在感を醸し出しています。

結果的にこのアルバムから大きなヒット曲は出なかった様ですが、どの楽曲もクォリティが高く、聴けば聴く程に密度の濃い、あらゆる面で完成度の高い作品だと言えそうです。

・・・まぁ平たく言ってしまえば、ただひたすらに「カッコいい!」。この一言に尽きるのですけれども。

Stingray

Stingray