新しい中古盤屋さん

今日は若干雲が多目ながら気持ちよく晴れ上がった「秋の好日」。足取りも気持ち軽めに神保町を歩いていました。

この時期は卒論の追い込みやら試験の準備やらで学術古書がよく売れるのでしょうか、品揃えが大きく変わっているお店が多くて棚の検分にも普段より時間が掛かります。

入れ替わったばかりの蔵書を仔細に眺めていると、あれこれ目移りをするばかりで却って購入には至らない事が多いもの。今日も何だかそんな感じだったので古書店巡りは程々にして、中古盤店へと足を向ける事にしました。

なじみのクラシック専門店に向かう道すがら、通り沿いに新しくジャズ専門のお店がオープンしているのを発見。早速覘いてみると、かなり広いフロアに新品CD・中古CD・中古LPがギッシリと並べられて結構壮観です。

ヴォーカルから始まって、トランペット、サックス、ピアノ、ギター、ドラムズと楽器毎に大別された棚を順番にチェック。グルーヴものやフュージョン類からラテン系までなかなかの充実ぶりで、ここでもやっぱり目移りに次ぐ目移り。

今日のところは挨拶代わりの心持ちで The Gadd Gang １９８６年のデビュー・アルバムと Milton Nascimento １９７６年の作品 "Milton" を選んでおく事にしました。大好きな Steve のドラミングと Milton の歌声を、LPならではの良好な音質で愉しめるのはラッキーです。

結局この２枚の音盤を小脇にしっかりと携えて、陽が落ちて冷え込んで来た古書の街を後にしたのでした。