蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

居待月

一昨日「十六夜」の東京地方は生憎の空模様でしたが、昨日今日の「立待月」「居待月」はクッキリと師走の夜空に浮かび上がりました。

昼間の雲ひとつ無い晴れっぷりを見ていれば“さもありなん”といったところではあるのですが、それにしても本当に冴え冴えとして月も星も美しい夜空です。

しかも昨日冬至を過ぎたというのに日中は何とも暖かい日和。こんな気持ちの良い日には少し長めの距離を歩きたくなります。

そこで今日は、駅にして3つばかり離れた街の古書店まで足を伸ばしてみる事にしました。そのお店は日曜が定休日でなかなか覘く事が出来ないので、丁度良いタイミングでもあったのです。

店内手前の文庫本コーナーをざっと眺めておいてから奥の理工書棚に目を転じると、キッチリとグラシン紙に包まれた蔵書が実に整然と並んでいる“お馴染みの”佇まい。

しばしあれこれと書架の品揃えを検分して、今回はコンピュータ関連の実務書を1点選んでおく事にしました。この分野の書籍ではある種「定番」ともいえる上質紙を使ったカラー版です。

1冊なのにずっしりと重みのある本を手に、見事な「居待月」を眺めながらの帰途となりました。