ケイジャン・サンライズ

先日ジャズ専門の中古盤店で見つけて買い求めた Hank Crawford １９７９年のアルバム "Cajun Sunrise" がカッコ良くて、ここのところ毎晩の様に耳を傾けています。

その名前だけは以前から耳にしていたものの作品をジックリ聴くのは本作が初めて。非常に「男気」の感じられるアルト・サックスと渋い歌声に一発で魅了されてしまいました。

まずはカッコいいジャケット・デザインと豪華なバック・メンバーに目が眩んでの所謂“ジャケ買い”だったのですが、オープニング・ナンバーの "What a Difference You've Made in My Life" からクロージングのタイトル曲までソウルフルでファンキーなサウンドが目白押し。

主な参加メンバーはキーボードに Cliff Carter と Steve Robbins、ベースは Will Lee、ドラムズには Steve Gadd、そしてパーカッションに Sue Evans というリズム・セクション。ギターには Hiram Bullock と Joe Caro、バンジョーを弾くのは Cliff Morris、トランペットにはお馴染み Randy Brecker、トロンボーンに Fred Wesley、加えてバリトン・サックスの Ronnie Cuber という錚々たる顔ぶれ。

これだけの重量級バックを相手にしても全く揺るぎなく響き渡る骨太なサックスの音色は、確固とした存在感に満ちていつまでも耳の奥底に残ります。

こんな貴重な作品が未開封の新品で手に入ったというのは本当にラッキー。しばらくはこのアルバムが我が家のへヴィ・ローテーションとなりそうです。