蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

音漬けサンデイ

昨日の神保町歩きは数件目に訪ねた中古盤屋さんの店先で、思いがけず長い時間足を止める事になりました。

見れば店頭には大きなダンボールが3つ出され、折しもLP・CD併せた「100均セール」の真っ最中。そこは複数のジャンルを取り扱う総合店なので、均一台に出される商品もおよそ統一感の無い雑多なものなのですが、そこがまた面白いのです。

特に今回、LPの品揃えは70年~80年代にかけて活躍した女性ヴォーカリストの作品が充実しており、一旦見始めるとあれもこれもとなかなかに目移りしてしまいます。

時折冷たい風に吹き付けられながらもそれなりに時間を掛けて検分し、音楽のジャンルもスタイルもそれこそ“雑多に”取り混ぜた形で、都合13枚のLPを選んでおきました。

そして今日はその中からビージーズ、グロリア・ゲイナー、サンタナ&マクラフリン、ジム・ホールを聴いてみる事に。ビージーズは何とも豪華なサウンド・プロダクションで特にホーン・アレンジが最高、ゲイナーはサイドメンの演奏が恐ろしくタイト(ドラムズはジェイムズ・ギャドソン!)で気持ちイイです。

サンタナ&マクラフリンは期待通りにバカテクの応酬。ビリー・コブハムが加わったセッションなど呆れてしまう程の音数です。そして夜になって聴いてみたジム・ホールのピアノレス・トリオによるライヴ、これが圧倒的にカッコ良くてもう完全にノックアウトされてしまいました。

実を言うとこのジム・ホールのライヴ・アルバムだけは、収録時間が短いせいもあって今日既に3回目の再生。う~む・・・これはどうやらしばらくハマってしまいそうな感じです。