カラカラ
口にしたところで詮無いばかりなのですが、ここ数日というもの本当に寒くなりました。何と言うのか、ここに来てホントに冬らしい寒さがやって来た感じです。
それにしても、寒さだけなら暖房や衣服での調整がいくらでも可能なのですが、このカラカラに乾ききった空気だけは、特に戸外では如何(いかん)ともし難くて困りもの。
適度な湿度さえ保たれていれば、気温が低くても風が強くても空気にどことなく柔らかさがあって良いのですが、こう乾燥していると感覚的には「寒い」より「冷たい」感じが強くなって来る気がします。
オモテで人と話しているとすぐに鼻や喉の粘膜が乾いて痛くなるし、うっかりリップクリームを塗り忘れていたりすると笑った拍子にとんでもない事に。そうそう、頬っぺたなんかも粉をふいたみたいにカサカサになりますものね。
こうなると室内でもただの暖房だけよりは、加湿器や薬缶から立ち上る蒸気の方により有難さや安堵を感じます。訪問先などで思いがけず供して頂くお茶やコーヒーの味わいと言ったらもう・・・。
まぁこの乾ききった寒さのお陰で温かい飲み物や食べ物の美味しさがことさら際立って感じられるのだとすれば、これもこの時期ならではの幸せな出来事のひとつと言えるのかも知れません。