お下がりのトレンチ
今日は曇ったり雨だったりとグズつき気味の空模様でしたが、昨日みたいに雪にはならなさそうだったので出掛ける準備をしていたところへドアチャイムの音。
出てみれば宅配屋さんです。やって来た荷物は実家からのもので、入っていたのは英国バーバリー社製のトレンチ・コート。
仔細を尋ねてみると、どうやらネット・オークションで格安に落札したものの、実際に袖を通してみると当人には少しばかりオーバーサイズだったらしく、じゃあガタイのイイのに回してやろうか・・・という運びになったとの由。
そういう事情ならば遠慮無く・・・と有り難く頂戴する事にしてさっそく合わせてみると、シャツであれジャケットであれ既製服を買うと“必ず袖丈が足りない”という因果な体型をしているのに、これがまるで誂(あつら)えでもしたみたいにピッタリ。
その旨を改めて連絡すると「そうだろ?そうじゃないかと思ったんだよ」と、そんなの当然だとでも言いいたげな応(いら)えが返って来ました。
う~む・・・げに恐るべきは家族の見立て、といったところでしょうか。
ほぼ黒に近い濃紺の「純正英国産」トレンチ。家族の利かせてくれた機転に感謝しつつ、少しばかり着こなしの研究でもしてみようかと考えているところです。