ライヴ・ハウスで

昨夜古い友人のギタリストからお誘いを受けて、都内のあるライヴ・ハウスを覘いて来ました。

南青山にあるお店なので、図書館通いで馴染みのあった広尾駅からブラブラと歩いて行ったのですが、この界隈でも空き店舗の姿が相当目立っているのには少しばかりビックリ。

ものの１０分ほど大通りに沿って歩いただけでも、かなりの数の "For Rent" の看板や貼り紙を目にしました。建物が近代的で一見おしゃれな造作であるほど、そこが“使われてない”というだけで強烈にうらぶれて見えるから不思議です。

送られて来たチケットとフライヤーに記されていた住所を頼りにムシムシとした空気の中をくぐり抜けて辿り着いたのは、雑居ビルの地下にある小さなお店。

そこで友人のバンドともうひとつのバンド各々４５分ずつのステージ２セットを堪能し、終演後はそのまま店内に居座ってアフター・ステージのフリー・セッションまで愉しみました。

それにしても、長い間同じバンドで活動していた友人のプレイを久々に“客席から”観るというのは、なかなかに独特な感慨があるものです（これは今回改めて気付いた事実）。

結局何だかんだでお店の閉店時刻まで長っ尻をして、バンド談義に花を咲かせながら旧交を温める事が出来たのでした。

・・・うん。やっぱりバンドはいいですね。