硫黄島の水事情

ここへ来て、すっかり夏らしい暑さが戻ってきた感のある東京です。

相変わらず日中は雲が多めで、その分気温の上がり方が抑制されている感じなのですが、週間予報を眺めてみると今週一杯ジワジワと気温が上がって行きそうな予想になっています。

まぁ出来る事ならばあまり極端な猛暑にはならないで、そこそこにホドの良い“オトナの暑さ”を維持してくれればイイのですけれども。

そういえば、昨日立ち寄った近所のコーヒー豆屋さんで「今年はあまり渇水のニュースを見ないねぇ」という話をしていたところ、そのすぐ後で硫黄島で深刻な水不足が発生しているという報道を目にしました。

何でも今年の硫黄島の降水量は１月～６月が例年の４０％程、５月と６月は僅か２５％程度に止（とど）まっており、同島に駐留している海上自衛隊もこれが原因で多くが撤退を余儀なくされているというのです。

生活水の全てを雨水に頼らざるを得ない同島の「水瓶」として設置されている貯水池は、このままだとどうやら１０月辺りには完全に枯渇してしまいそうな勢いなのだとか。

私達が普段の天気予報でも全く気にする事の無い位、遥か太平洋の沖にポツンと浮かんでいる硫黄島。記事に添付されていた地図で改めてその「遠さ」を感じた、思わぬ遠方からの水不足報道だったのでした。