蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

ラグジャラス・フィール

今日は、シンポジウムに参加したり友人のライヴを観に行ったりで、何だか久しぶりの様な気がしながらの神保町歩き。

時折小さな通り雨がパラついたりする中いつものルートで馴染みのお店を巡回していたのですが、少しばかり間隔があいたせいか各店の品揃えが微妙に変わっていて見応えがあります。

普段より時間を掛けてややジックリ目に棚模様の検分を愉しんで、最後に訪ねた1軒では長らく“読みたいリスト”の中に入れっ放しにしてあった歌集との思わぬ出逢いもありました。

以前探していた頃にはなかなか“状態と価格の折り合い”が付かず、時折見掛けても購入を先送りしている内に段々リストの下の方に埋もれてしまっていた一冊だったのです。

忘れた頃に突然やって来た出逢いに気分はすっかり高揚し、少し時間は遅かったのですがここは勢いで、クラシック専門の中古盤屋さんまで足を延ばす事にしました。

着いてみるとこちらも店内奥にある均一棚の品揃えが大幅に入れ替わっており、比較的コンディションの良い新入荷商品が目白押し。

仔細にチェックするのはまた時間がある時に・・・という事で、今日はざっと眺めた中からウェストミンスター・レーベルのモーツァルトをLPで2枚と、大好きなカントロフとルヴィエの組み合わせによるフランス室内楽のCDを1枚セレクトしておきました。

典雅極まりない『六百番歌合』に、モノラル録音のバリリやウラッハによる優美なモーツァルト、加えて色彩感に溢れたサン=サーンスプーランクやラロ。

・・・何だかこうして書き連ねているだけで、もの凄いゼイタクをしている気分です。

六百番歌合 (新日本古典文学大系 38)

六百番歌合 (新日本古典文学大系 38)