蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

「清明」の出逢い

今日は昨日の「爆弾低気圧」による暴風雨がまるでウソだったかの様にキレイな青空が広がりました。

何だか夏の「台風一過」の日を思わせるクッキリ・冴え冴えとした深みのある青空。この濃いブルーとのコントラストで雲の白さが一層際立っている感じです。

しかも街を歩いていると街路樹の桜がそろそろ5~6分咲きの風情。コレはもしかすると今週末あたり、一気に見頃が訪れるのかも知れません。

モチロンこんな気持ちの良い日に真っ直ぐ帰宅してはバチが当たりそうなので、神保町まで足を延ばして閉店間際の古書店街をブラブラして来ました。

今日は背表紙を眺めるだけでいいやと思っていたのですが、馴染みのお店でみすず書房から出ている硬質なポップ・ミュージック文化論の単行本を一冊。

ここで古書店はタイム・アウトになったのでクラシック専門の中古盤屋さんを覗いてみると、ベーム指揮ウィーン・フィルによるモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』のグラモフォン盤が格安で出ていました。

どうやらCDのケースにヒビが入っているのとタスキ(帯)がセロテープで留められているのが理由の様で、カウンターに持ち込んで検盤してみれば中身はディスク・解説書共に至って良好な状態。これで高価な国内盤が定価のほぼ3分の1ですからラッキ~!の一言です。

卯月最初の神保町歩き。“「清明」の出逢い”に気を良くして、咲き初めの桜と小望月を眺めながらの帰途になりました。

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」全曲

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」全曲