台風15号
またもやノロノロと自転車並みのスピードで北上を続けていた台風15号、中途半端に発達した太平洋高気圧の影響から抜けた途端に、今度は自動車並みの速度となって本土を通過して行きました。
ただ今回の台風、上陸までのプロセスは非常に動きを読みにくい感じでしたが、上陸後に現れた現象は極端にメリハリの強いものだった様な気がします。
次第次第に悪天の度合いが強まって、まず第一ステージとしてバケツをひっくり返した様な激しい雨。一通り水分を地上に落としてしまうと今度は屋根まで吹き飛ばしそうな強風。
そしていったん台風の中心付近が通過してしまえば、今度は“劇的に”と言っても良い位の急速な回復傾向。ここ東京地方も20時を過ぎる頃にはすっかり台風一過の様相を呈していました。
結局普段通りのあまり早くはない時刻に帰途に就き、いつも通りのペースで帰宅することが出来ました。さすがに道を歩いていると、散乱した飛散物の数が風の強さを物語っていましたけれども・・・。
それにしても、それほど高くはないビルの一室にいてもハッキリと感じる揺れを生じさせる程の強風・暴風には、そう度々遭遇するものではありません。
上陸までのノロノロぶりとその後の加速の急激さ、同じ様な進路を辿って台風12号による被災地に追い打ちをかける結果になった事、両方併せて記憶に残る台風となりそうです。