小さな古語辞典
今日１月９日は「成人の日」でした。
午後になってから所用で街に出ると、そこかしこで成人式帰りと思しき和服姿の若者を目撃。振袖姿の女性達が友人同士で写真を撮り合っている風景も、例年通りの初々しい気分を演出しています。
用事を済ませてみるとまだ夕方の早い時刻です。さてどうしましょうか・・・と思案しながら歩いていると、足は自然に古書店のある方面へと向かいます。
ややあってから到着したのは、最寄駅からほど近いところに位置するチェーンストア系新古書店。何となく店内をブラついてみるとあちこちで目を引いているのは、「活字単行本全品５００円セール」を謳ったPOPです。
へえぇ・・・と思いながらフロアを回遊する内に、各種辞書類を集めたコーナーが目に留まりました。以前から気になっていたコンパクトなサイズの古語辞典が何故だか３冊も並んでいます。
手に取ってみれば何れもスリップが付いたままの未使用に近いコンディション。念のために近くにいた店員さんを捕まえて確認してみると、「それも５００円です」という応え。
そこで改めて３冊すべての奥付を見比べて、増刷時期が最も新しい１点を持ち帰る事にしました。これはまた思いも掛けなかったラッキーな出逢いです。
大きくて使いでのある『古語大辞典』（小学館）に加えて、携帯にも便利でちょっとした事をササッと調べるのに重宝しそうな一冊、『詳説古語辞典』（三省堂）が我が家にやって来た“三連休の最終日”だったのでした。
