蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

隣町での出逢い

今日は夕方所用で隣町まで足を運んで、無事に用事を済ませられたのは18時台も半ばを過ぎた頃。

さてそれでは夕食の材料でも買ってから帰りましょうか・・・と商店街と思しき方向に向かって歩くこと暫し。でもやっぱり最初に目に入ったのは、何処にでもあるチェーンストア系新古書店の看板でした。

お約束の様に店内に足を踏み入れて文庫・新書の棚を仔細にチェック。お店の規模の割に新書のコーナーは小ぢんまりとしておりややガッカリでしたが、文庫に関してはそこそこのスペースを使っておりなかなかのボリューム感です。

当然ながら所謂“古本として面白い”商品はまず見当たらないのですが、比較的最近に文庫化された書籍群の中からウッカリ買いそびれていたものを安価に見つけられるのが嬉しいところでしょうか。

あまり時間を気にせずユックリと品揃えを眺めていると、刊行されてからまだ2週間ばかりにしかならない新刊文庫なども散見され、棚にある商品の入れ替わりの速さが見て取れます。

そんな中で今夜ふと目に留まったのは、楠山春樹氏2002年の文庫化作品『老子入門』(講談社学術文庫)です。

最近は老子荘子について書かれた新書や文庫を見つけると取り敢えず買い求めておく事にしているので、ここで本書に出逢う事が出来たのもなかなかに時宜を得たタイミングと言えそう。

じゃあせっかくだから・・・と手近なコーヒー・ショップに腰を落ち着けて、早速パラパラと目を通しながら夜の通りを眺めていた睦月も終わり近くの寒い夜でした。

老子入門 (講談社学術文庫)

老子入門 (講談社学術文庫)