蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

展示即売会

来月早々までの期間限定らしいのですが、神保町にある大型新刊書店の催事場で古書の展示即売会が開催されており、これがなかなか面白くてチョコチョコ覗いては小モノを買い求めています。

いくつかの古書店による合同出品なので棚ごとにお店の個性がよく反映されており、ただ背表紙を眺めているだけでも凡そ見飽きるという事がありません。

中でも殊更に嬉しい気がするのは、新書・文庫についてはどのお店もある程度の量を出しているので、意外と探している最中のものを見つけ易かったりする事でしょうか。

私自身もこれまで何度か会場に顔を出して、あれこれと迷いながら買い求めたのは何れも品切れ中の文庫ばかり。

付けられている値段自体は基本的に相場に準じたものですが、新刊書店の中という場所柄も考慮されているのか比較的コンディションの良いものが多く、行く度に何だかんだと“出逢いの高揚感”を味わっています。

そんな時は、その数百円の文庫本を見つけたという事だけで1日上機嫌だったりしますから、まぁ安上がりといえばこんなに安上がりな愉しみも無いのですけれども・・・。

古書店街を歩いて実際にお店を訪ねて回ると結構な時間がかかりますが、こういった即売会形式だと複数のお店のエッセンスを短時間の内に目にする事が出来るので、そこがまた面白さに拍車をかけているのかも知れません。