蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

連休初日の古書店街

ゴールデンウィーク初日の今日はまるで初夏のような晴天に恵まれ、神保町の古書店街もなかなかの賑わいぶりでした。

お散歩がてらに・・・と東京駅からブラブラ歩いて行ったのですが、街路や公園の花壇で春の花を撮影しながらの道行きはまさに「快適」の一言。

皇居のお濠端に着く頃には羽織っていた薄手のコットン・ジャケットは既に不要で、下に着ていたシャツも袖を肘まで捲り上げてちょうど良いくらい。

そんな“軽め”のスタイルで馴染みのお店を順番に巡っていたのですけれども、今日は店頭の均一台がどこも混雑気味。いきおい店内の書架を中心に検分する事になりました。

いつものコースを回り終えて最終的に手元に残っていたのは、単行本が1点に新書が2点それに文庫が1点というラインナップ。特に新書2点の内の1冊は、ここしばらく探していた中島貞雄氏の『超伝導』(岩波新書)です。

それまで知らなかった本と偶然に出逢うのも古書店巡りの醍醐味のひとつですが、探求書がタイミングよく見つかった時の嬉しさにはやっぱり格別なものがあります。

ようやく手にする事の出来た本に一刻も早く目を通したくて、その足でコーヒー・ショップに向かった土曜日の夕暮れ時だったのでした。