蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

CDストアで

ディスクユニオン神保町店のクラシック・フロアでオペラの2枚組CDを購入したのが、手元のレシートによれば今日16時58分のこと。

その後同じディスクユニオンの店舗 Jazz TOKYO まで足を延ばして、ブラジル音楽の中古CDを2点買い求めたのが、これもレシートによれば18時03分。

ここのレジで神保町店の包装に上記2点のCDを一緒に入れて貰い、支払いを済ませてお店を出ようとしたところで何やら警報音が鳴りました。

どうやら万引き防止用のセンサーが誤作動した模様。案の定、2人の男性店員が血相を変えて「お客様ぁ!」と駆け寄って来ます。

何でまた・・・とは思ったものの、何しろ機械のする事ですから文句を言っても仕方がありません。苦笑いしながら店員のお一人に、今しがた袋に入れて貰ったばかりの商品を手渡しました。

一方その方はニコリともせずイキナリ袋の中身をぶちまけてチェックを開始。やたらセンサーに商品をかざしては“警報音が鳴る様な事態の発生”を店内に周知させている様子が見て取れます。

そんな事よりもレシートの内容をまず確認したらどうなんだ・・・と思って見ていましたが、逆に警報音の原因になっているとおぼしきCDをバリバリと開封して中身を調べること暫し。

そのCDケースの中から本来ならパッケージに貼付しておくべき商品タグのパッチが現れて、警報音の原因はどうやら神保町店側の作業上の不手際によるものであった事が明らかになりました。

そうなると男性店員2人組も態度が一変し、スミマセンスミマセンと俄(にわか)に低姿勢。この豹変ぶりがいかにも取って付けた風で見ていてかなり不愉快です。

対応自体は恐らく会社から指示されているマニュアルに従っただけなのでしょうし、型通りとはいえ謝罪も受けたのでサッサと店を後にしましたが、顧客としての立場に大きくケチを付けられてしまった感じは強く残りました。

ただしこういった時こそ顧客としての振る舞いは極力シンプルであるべきで、要は「不愉快で一方的な対応しか出来ないお店に今後貴重な時間とお金を費す必要はない」というだけの事です。

良品を安く提供してくれる便利なお店ではありましたが、この様な際に初手から顧客を疑ってかかり店頭でさんざん恥をかかせる様なやり方には、全く賛同する余地がありません。

何ともツマラナイ受難からのスタート。実にイマイチな「長月の朔日」ではあったのです。